【第85回例会】2020年6月6日(土)

2020年6月6日(土)

Saturday 6 June 2020

第85回例会

85th meeting



 ※メンバーのプライバシーに配慮し、人物が特定されうる写真にはぼかしを入れています。


黒人男性ジョージ・フロイド氏の死亡をきっかけに世界中で「Black Lives Matter(黒人の命も大切)」運動が盛り上がるなか、東京レインボーTMC第85回例会がZoomを使ったオンライン形式で開催されました。


今回も、メンバーの紹介により、5名のゲストが参加しました。うち1名は山形から、もう1名は南アフリカから。オンライン形式になり、東京レインボーTMCも、新たな展開を迎えつつあります。


今夜の司会(TMOE)も、関西への引越しにより退会していたものの、オンライン開催となったことにより再入会したメンバー。久々のTMOEとして気合も十分。BLM運動に関する会員の理解を高めるために、様々なアレンジを施してくれました。例えば、即興スピーチの練習をするTable Topicセッションでは、黒人と白人の両親を持つ南アフリカ出身のメンバーが、昔から続くBLM運動を深く解説した上で、普段の指名制とは異なり、考え抜いた意見を持つ人に自発的な発言をしてもらうことにより、参加者の理解を深めるセッションとしました。


5分間LGBTQ+レクチャーでは、日本人とオーストラリア人のメンバー2名が、息の合った日・英ばっちりのバイリンガルで、「LGBTQ+をテーマとする世界のトーストマスターズクラブ」を紹介してくれました。次回の例会では、そのうちの1つの、ロサンゼルスのクラブに在籍したことのあるメンバーが、現地より、直接お話してくれるとのこと。楽しみですね。


準備スピーチのセッションでは、なんと4名もの会員が、秀逸なスピーチを披露してくれました。1番目のスピーカーは、「コミュニケーションとは、単に自分の思っていることを言い放つのではなく、相手に理解してもらって、相手のよい意見やアイデアも出してもらい、よりよいものにしていくこと」という話をしてくれました。2番目は、こういうコロナウイルスで大変な時こそ、「笑い」が重要。「笑い」の力で、空気を変えていこうと提唱。3番目は、LGBTQ+にとって時に難しいストレートとの「友情」について、甘酸っぱい思い出と共に語ってくれました。4番目は、positive thinkingの大切さを、自らのムードを記録化したグラフを元に解説してくれました。


オンライン形式になり、以前のように、仲間と気軽に会えない寂しさはあるものの、遠隔地に住む新しいメンバーやゲストも増えてきたり。また、スピーチのやり方も、カメラに向かって、全身を見せたり、左右を向いたり、声のトーンを変えたり。どうすれば効果的に「伝わる」のか、みんな工夫を凝らしています。新型コロナウイルスによってもたらされたこの状況。性的指向や性自認と同様、自分では「変えられない」ものですが、与えられた「変えられないもの」をどう活かしていくかは、自分次第なんだな、と改めて思い起こさせられました。「人生とは人とのつながり」です。みんなで楽しくやっていきましょう!


文責 G組トシ